干し柿の季節がやってきましたね。
我が家では、毎年お正月に間に合うように
干し柿を作っているんですよ。
そして、今年も作って干し終わりました。
家族総出で、といっても3人ですが・・
今年も、それぞれの剥き方の干し柿が完成♪
毎年何気なく、作って食べている干し柿ですが、その栄養はスーパーフード級なんです。
今日は干し柿の簡単な作り方と
劇的にアップする、栄養や効能についてご紹介します!
干し柿の簡単な作り方
こんな干し柿用の渋柿をむいていきます。
今年は、大き目・中くらい・小さめと3通りの大きさの渋柿をむきました。
剥き方ですが、こちらがとてもわかりやすいです。
我が家では、タテ方向でなく横にグルグルと剥いていきました。
どちらでも剥きやすい方法で、いいと思います。
そして、ナイロンの紐で干していきます。
一番小さい柿は、1本の紐に4~5個結び、中くらいと大きめの柿は、1本の紐の両端に1個づつ、結び付けました。
1時間ほどの作業で、全部完了です。
ちょっと不ぞろいな剥き方になりましたが、毎年美味しくなってくれるんですよ(゚ー゚)(。_。)
お湯にくぐらせたりする、カビ対策はしないのですが、毎年きれいに乾いてくれてます。
つるしたあとは、数日たって少し表面が乾いてきたら、お柿をやさしく揉みます。
そうすると、甘さが増して美味しくなるんです。
今年は、温かいので気温が高くて、上手く乾燥してくれるかなと少し心配ですが・・・
干し柿は、少し寒いほうがいいんですよね。
実は、渋柿は干すことで栄養価が4~5倍にもアップ!
美肌やアンチエイジングにも良いという、スーパーフルーツになるのです。
その干し柿の栄養成分や効能について見てきましょう。
干し柿の栄養成分は?
柿は、昔から
『柿が赤くなれば、医者が青くなる』と言われるほどに、栄養が豊富。
柿には甘柿と渋柿がありますね?
でも、本来自然の柿はすべて渋柿だったのです。
種を残すために、動物にたべられないようにという配慮からだったようです。
甘柿は、突然変異でできた品種ということ。
1214年に神奈川県の王禅寺で発見されたもので、これが、日本発の甘柿(禅寺丸)なんです。
なんだか肩身の狭い、渋柿ですが、栄養成分や効能では、甘柿よりも優れていることも!!
甘柿と渋柿、さらに干し柿の成分にはこんな違いが♪
- 甘柿の栄養成分
甘柿の栄養成分で特に多いのは、ビタミンCとビタミンAで、ビタミンC:70mg、ビタミンA:1129μg(βクリプトキサンチンやβカロテンなどの総量です)
食物繊維(水溶性、不溶性合計):1.6g
さらに、ミネラルでは、特に多いのはカリウムで、170mg、その他ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、マンガンが含まれています。
- 渋柿の栄養成分
渋柿の成分は、カリウム:200mg、ビタミンA:816μg(βクリプトキサンチンやβカロテンなどの総量です)
ビタミンC:55mg、食物繊維(水溶性、不溶性合計):2.8g
- 干し柿の栄養成分
渋柿の栄養成分は、ビタミンc以外は、渋柿よりも4倍近くにアップしています。
特にアップしているのは、ビタミンAで、40005μg(βクリプトキサンチンやβカロテンなどの総量です)と生の渋柿の4.9倍にもなっているんです。
ミネラルのカリウムも、670mgと渋柿の生と比べて、3倍強に!
ただし、ビタミンCについては2mgと減少。
干したことで、水分が少なくなったからですね。
食物繊維についても、総量で14.0と生渋柿の5倍にも増えています。
まとめ
干し柿は、渋柿を干したことでビタミンC以外の栄養分が、5倍にもアップしていることがわかりましたね!
また、渋柿に含まれている渋み成分のタンニンは、渋柿ポリフェノールという成分で、様々な効能があります。
その働きはこちら♪
- がん予防
- コレステロールを低下したり、血圧を下げる
- 抗酸化作用で活性酸素を無害化
- 血管の掃除をする
- 毛細血管の老化を防止
- 二日酔いの防止や緩和
- 口臭を防ぐ
- 抗菌作用
- 抗酸化作用で脂肪の酸化を防ぐ
秋が旬の柿には、季節の変わり目の不安定な気候から
体を守るための、栄養が豊富に含まれているということ。
『柿が赤くなれば、医者が青くなる』といわれるのにも納得♪ですね。
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